一般社団法人 日本肝胆膵外科学会

お知らせ

IHPBA新理事長(本学会 國土典宏理事)からのご挨拶

更新日時:2021年2月25日

日本肝胆膵外科学会会員の皆様

 本年1月18日に開催されたIHPBA総会におきまして、私ことIHPBA Presidentに選任されました。日本からのIHPBA Presidentは二村雄次先生に次いで二人目です。不肖私にとりまして大変名誉なことでありますが、これも一重に日本の肝胆膵外科諸先輩のご指導と日本肝胆膵外科学会の支援の賜物であり、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。特に本学会名誉創設者でA-PHPBA初代 presidentでもある高田忠敬先生には、国際学会でどう働くべきか、そしてどう日本のプレゼンスを示すか身をもってご指導いただき本当にありがとうございました。

 IHPBAは今年で創立27年を迎え、3000名を超える会員を擁する世界最大の肝胆膵外科系国際学会に成長しました。日本はJapan HPB passportという割引年会費を認められ、現在120人程度の会員がおり、最も会員数の多い国の一つです。一方、日本には3500人超の本学会会員=肝胆膵外科医がおり、世界一肝胆膵外科を専攻する外科医の多い国であるとも言えます。IHPBAの日本支部(Japan Chapter)は本学会内に置かれており、これまでも、そしてこれからも密接に協力しあう関係にあります。本学会員、特に若手の皆様にはさらに多くIHPBA会員(Japan HPB passport)となって世界と交流し、研究成果を世界に発信していただきたいと思っております。

 昨年来の新型コロナウィルス流行によってIHPBAも大きな影響を受けました。昨年9月にメルボルン開催が予定されていたWorld Congress 2020は11月に延期されて完全オンラインとなりましたが、2300名を超える多くの参加者を得て成功裡に終了しました。会期終了後6ヶ月間、現在もオンデマンドで多くのプログラムを視聴できます。本年9月にインドネシアのバリで予定されているA-PHPBAもvirtual形式となりましたが日本から多くの会員が参加することを期待いたします。2022年3月末にニューヨークで予定されているWorld Congress 2022は新型コロナウィルスワクチンの効果次第ではありますが、現地開催を目指して準備が進められています。演題募集や会議の詳細情報は入り次第会員の皆さんに逐次お伝えいたしますので演題応募を是非ご検討ください。

 IHPBAのような国際学会にとってまだしばらくは困難な日々が続きますが本学会員の皆様のご支援をお願い申し上げます。 

IHPBA President, Japan Chapter担当理事
國土典宏

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